【all round Vol.1】
David T. Walker/デイヴィッド T.ウォ−カー
あまりの経歴の多さと、ジャンルを越えた活躍をしているアーティストなので、オールラウンドということで括らさせて頂いた偉大なるギター職人。彼にもまた、直に出会い影響を受けた・・・
「デイヴィッド T.ウォ−カー」を御紹介。
ヲYour ear is known even if you do not know.
もし、あなたが「デイヴィッド T.ウォ−カー」という名前を知らなくても、彼の創造するギターサウンドはどこかで一度は耳にした事がある!と言っても過言では無い。
スティービー・ワンダー、マ−ヴィン・ゲイ、ジェイムズ・ブラウン、オーティス・レディング、ジミ・ヘンドリックス、キャロル・キング、ボズ・スキャッグス、スティーリー・ダン、マイケル・ジャクソン・・・・3000を優に超えるセッションに、2000枚以上のアルバムにクレジットされ、今もなお、彼のギターサウンドを求めてツアーやレコーディングの依頼が絶えないグレイト・ギタリスト。全米のみならず、ココ日本でも崇拝するファンも多い、「名手」「音の錬金術師」「いぶし銀ギタリスト」なのである。
ヲThe creator of the great history of music
ギタリストの顔とプロデューサーの顔を持つ「デイヴィッド T.ウォ−カー」は、1941年6月25日、アメリカはオクラホマ州のタルサに生を受ける。音に興味を示し始めたのは6〜7才のころ。ハーモニカやギターの音(カントリーブルース)・ゴスペル・フォークソングを聴いて楽しんでいた。15才の時にロスに移りラジオでジャズを聴くようになる。コルトレーンが特別なものだとわかったが、しかしそれが何なのかは、まだハッキリわからなかった。その後バンドを組むが、ジャズに関してはプレイするというより、“聴く”事に熱中した。そして、時を感じニューヨークへ・・音楽的教育は受けなかった、まったくの独学・・その当時の環境には選択肢は無かったのである。故に彼のプレイには匂いがある。そう、“独特のたたきあげ”の匂い。ジャズ・ブルース・R&Bなどの一見当たり前の様なジャンルを、人一倍敏感に俊敏に自分のものにしていく。そして、その豊かすぎるバックグラウンドを、決して派手ではないが、どこまでもシブく紳士的に、アーシーに弾きこなし、いわば通に愛されてきた音楽の創造主である。
ヲSince he is not passed by fashion, because he is fashion
これは僕自身が、いつまでも彼のファンである証をタイトルとして上記させて頂いた。
デイヴィッド T.名義のアルバムは今の所11枚(?)あるが、徐々に徐々に変化してきているのがよくわかる。ということは当然デイヴィッド T.自身の考え方も変わってきているのだろう。『アルバムそれぞれに違うミュージシャンと共演したりするけど、とにかく結局は自分の歴史みたいなもの、そう、“日記”みたいなものだね』要するに一時的なものでは無いと言う事であり、プライベートに音楽が存在するのでなく、音楽自体が彼にとってのプライベートなんだと勝手に解釈している。
ヲThe interview report of a magazine
『イマジネーションやエネルギーを得るには、まず自分自身をオープンにしなければならないということだと思うんだ。そして、オープンにするには自然に対しても人間に対しても、すべてに敏感で、センシティヴにならなければならない。楽器のために自分をチューニングするんだ』

『練習する時、自分の手の運動神経を鍛えるのではなく、感触を練習するんだ。すると、自分自身のタッチがすべて表現出来る』
ヲD's word
前に紹介したタイロン橋本氏とデイヴィッド T.のライブが実現(2人のコラボアルバムも出ていますヌKey to your heart)した時に、僕自身も彼と話をする事を実現できた。とてもジェントルマンで暖かい人でした。当時タイロンのファンクラブ会報の内容で取材した記憶があります。ちなみに楽屋で2ショット写真のほか、直々にデイヴィッド T.オリジナル・ピックもプレゼントしてもらい舞い上がったのを思い出しました(笑)国際電話でもしゃべりましたが、何話したかなぁ〜(何を口走った事か・・)正確には緊張のあまりベタベタの英語苦手シャパニーズに変身してました(爆)

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